空と海と強い風

「そよ風」のことを特別に思っている人って、どれくらいいるのかな。過去の体験や固定観念なんかが、「霧」と頭の中でくっついちゃうことって、あると思うんだよね。
マカロン
ナポレオン
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息絶え絶えで踊る彼と読みかけの本

この白の一眼レフは、昨日の夜、ビーチで見つけた物だ。
その日は、8月のちょうど真ん中で、ちょうど半ばで、いつも通り暑い日だった。
喫茶店で、恋人ともめてしまい、しばらく一緒にいたくないと告げられてしまった。
その夜、家からここまで二輪でやってきて、海岸をじっと見ていた。
そこで、少し砂をかぶったこの一眼に出会った。
持ち帰って、興味を持って夜景写真を一枚撮影してみた。
一眼の所有者より、うまくとれているかもしれない。
彼女の笑った瞬間撮れたらなー、とか、なかなかピント調節って丁度良くならないなーとか思っていた。
次の休み、どうにかして会うことができたら、彼女に僕が悪かったと謝りたい。
仲直りしたらこの一眼、交番に届けるつもりだ。

喜んで踊る姉妹とぬるいビール
私の誕生日、親友から貰った香水、穏やかな匂いである。
ぴったりな香水をイメージして選んでくれた商品で、ちっちゃくて飾りのリボンが可愛い。
香りの雰囲気もボトルも大きくいっても華やかとはかけ離れた匂いだ。
香水ショップにはたくさんの香水が置いてあったが、ひっそりと置いてあった商品。
大きさは小さい。
シンプルで重宝している。
外に出る時だけでなく、出張の時も手提げに、家での仕事のときもそばに必ず置いている。
という事で、カバンは、どれもこの香り。
いつでもつけているため、つけていないときは、今日あの香りしないと言われる場合もたまにある。
お店でたくさんの香りを試すのも好きだが、この香りは今までで最高に気に入っている香りだ。

風の無い水曜の深夜に昔を懐かしむ

友達の彼氏であるSさんが経営する食品会社で、朝食用に紀州産の梅を使用した梅干しを買っている。
飲むと電話をかけてくれるSさんの可愛い部下でアルEくんという働き者は、なぜか会話がかみ合わない。
ノンアルの時の彼は、相当な人見知りが激しいようで、あまりいっぱい話さない。
そんな感じで、一回もEくんと満足いくくらいコミュニケーションをとったことがない。

目を閉じて自転車をこぐあの子と暑い日差し
今日この頃、おなかのぜい肉を筋肉にと思い毎日、筋トレを頑張っている。
2歳の娘を俺の体の上にしがみつかせて回数を声を出し数えながら筋トレをしたら、わが子とのふれあいにもなるし、娘も数を心覚えるし、私のみにくいぜい肉も少なくなるし、良いことばかりだとばかり思っていたけれど、何日かは、しっかりしがみつきながら笑っていた小さなわが子も退屈なのか、やらなくなってしまった。

湿気の多い大安の夜明けに微笑んで

とある暑い日の夕方、少年はお母さんからおつかいをことづかって、はくさいとネギとぶた肉を買いにいく途中であった。
少年は思った。
今日はしゃぶしゃぶだ!やったぜ!…と。
しかし、彼への試練は次の瞬間に起きたのである。
なんと、ポケットに入れていたはずのおつかいのためのお金2千円が、無くなっているのだ!
少年はお店の支払い所に並んでいる時、念のためズボンのポケットに手を入れて確かめてみたのだ。
そして、その瞬間、お金が無くなっているのに気が付いたのだ。
怒られるのを承知で、少年は何も持たずに家へ向かうことにした。
今後は、お金はクツかくつ下にしまっておこう。
少年はこぶしを握り締め、そう決心した。

無我夢中で体操する彼女と濡れたTシャツ
昔から肉をそこまで好きではない食生活はどうしても魚が主な栄養になる。
そうなると、毎年夏の、土用丑の日の鰻は、大きなイベントごとだ。
江戸のあたりでうなぎを開く場合、背開きという風習がある。
なぜかと言うと、昔武士の文化だったので、腹開きにすれば切腹に通じてしまいよろしくないため。
逆に、西で開かれる鰻には、腹開きにする場合が風習。
理由は、関西は商人色の強い場所なのでお互いに腹を割りましょうという事にもとれるから。
逆説で、自腹を切るという意味にも通じるので、場所によってはタブーの時も。
理由は、関西は商人色の強い場所なのでお互いに腹を割りましょうという事にもとれるから。
逆説で、自腹を切るという意味にも通じるので、場所によってはタブーの時も。
こちらのお話は、バスガイドの正社員で働いていた時に、よく、お客様に話していた話です。
東京駅からスタートして、静岡県の浜名湖のうなぎを食べるために向かおうという内容。

どしゃ降りの祝日の夜明けに昔を懐かしむ

毎年、雨の多い梅雨が好きだ。
部屋は湿度が上がり外に出れば濡れてしまうけれど。
一つの理由として、子どもの頃、梅雨に見られる紫陽花が美しく、その頃から紫陽花が咲くのを楽しみにしている。
出島で知り合い付き合い始めた、シーボルトとお瀧の紫陽を見ながらの逢瀬をご存じだろうか。
オランダ人に紛れ込んで来日した、医師のシーボルトが、あじさいを見ながら「お瀧さんのように綺麗な花だ」と言ったそうだ。
雨に打たれながら可憐に咲くあじさいを目にして何度も、お瀧さん、お瀧さんと口にした。
そのうち変化して、紫陽花は「おたくさ」という異名を持つようになったらしい。

気どりながら歌うあの子と濡れたTシャツ
私は、中学生のころから高校生まであまり勉強をしていなかった。
友人が一生懸命に学んでいても、自分は言われるままの事を仕方なく行うといった感じだったように思う。
しかし、短大に入学してから私の好奇心をそそる分野の勉強に変わると、内容がスムーズに頭に入るようになった。
ついに、会社に入り、研修期間の勉強を過ぎて本格的な業務を任されると、次は好き嫌い関係なく、勉強せざるを得なくなった。
やりたくないなんて感じる暇もなく、とにかく学習する数年が続いた。
このような期間をしばらくすると、急に高校時代にしなかった勉強をまたしたいと思うようになった。
現在では、同じことを考えている人が当時のクラスメイトに何人もいる。

笑顔で跳ねる母さんとファミレス

仕事で関わった女の人がいる。
今までに出会ったことのないような女性で、その話がいつも興味深かった。
それに加えて、彼女は資格大好きだということ。
幼稚園の先生の免許、潜水士の資格、インテリアコーディネイター。
観光英語検定1級、総合旅行業務取扱主任者、元客室乗務員。
公認会計士も受かったと言っていたような・・・。
さすがにこれを友達に話してみたところ、君の勘違いじゃないかと思う、と言われたけれど。
彼女は、父親と同い年の専務と結婚し退職していった。

風の無い週末の夜に窓から
さやかちゃんは見た感じだけではおとなしそうに見られるらしいけど、アクティブな女友達。
夫と、1歳になる賢治の、一家で、イタリアンレストランの隣のマンションに住んでいる。
パートも子育てもささっと行い、忙しいけれど、時間の有効活用は上手い。
少しでも時間があれば、遊びに行っていい?など必ず連絡を入れてくれる。
私はよく桃ゼリーを持って、彼女の家に行く。

道

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